簡単に読めて、「服装を良くしよう!」というモチベーションが上がる。
ファッションレスキューの政近さんの本です。この方たくさん本を書かれているので、どれを買うべきか迷いますよね。
その中で、確実に男性向けのこの本、文字数が少なく、メッセージが端的なのでものすごく読みやすいです。表紙真っ黒でコワ目ですが(^_^; 30分で読めます。
- 服に対する意識を変える
- 武器としてのスーツ
- スーツ以外でも発揮される「服の力」(クールビズとかカジュアルの話、そんなに分量はないです)
- 「服」でコミュニケーション力を高める(他人から見た自分のイメージをどう作るかの話)
- 「服の力」は細部に宿る(服の着方、手入れの仕方などハウツー)
テーマとしてはビジネスの場でのスーツスタイルが中心。優秀なビジネスマンとして、装いをどう考えるべきかの話から、具体的なアイテム選びのルールみたいなところまでカバーしてます。
辞典的な網羅性よりも、「最低限ここだけはおさえておいて」という編集のされ方なので、ざーっと読んで、自分の心に刺さった部分を次回の服選びのチャンスに活かす、みたいな形で役に立ちそうです(一気に変えるって、それこそパーソナルスタイリストさんでも頼まないと難しいですしね)。
読み終わった後「オレもちゃんとしよう!」という気になります。服装を変えるモチベーションはかなり上がると思います。
あと何でしょう、単なる印象ですけど、「なんでそんなに上目線?」とは思います(三好さんの本も似たような印象を感じますが)。 タイトルからして「一流の男の勝てる服 二流の男の負ける服」ですよ。
これ、言う人が男か女か、聞く人が男か女かで印象は違うと思うんですけど、普通の、服にそんなに意識の高くない人は「なんだよ、服だけで勝ち負け決められてたまるかよ」という反応になりそうな。いい本だと思うんですけどね。