書評:男の「外見(ヴィジュアル)コーチング」 三好凛佳

書評:男の「外見(ヴィジュアル)コーチング」評価:☆

いろんな情報がまとまってるのはすごいけど、大量の情報がまとまりすぎて、具体的なアクションに結びつかないかも。


レアリゼスタイルの代表の方の本です。文庫版で読んでます。

この手の本で文庫版が出るってスゴイですよね。たぶん単行本がそれなりに売れたってことですよね。

で、内容としてはこんな感じ。

  • 外見コーチングとは
  • スーツの選び方
  • Vゾーンの作り方
  • 小物(靴下、ベルト、ハンカチ、時計など)
  • 顔(ヘアスタイル・メガネ)
  • クールビズ

一言で言えば、世間によくある「服の選び方ハウツー本」をぎゅーっとコンパクトにまとめた感じの本です。文庫なんで、価格あたりの情報量でいえばダントツではないでしょうか。

いわゆるファッション雑誌系のハウツー本と違うのは、序章の「外見コーチングとは」の部分と、顔まわりの手入れの話が入っているところ。

コーチングの話は、「自分が他人にどう見られているか」「自分を他人にどう思われたいか」を言語化しましょう、ということで、どんなパーソナルスタイリストさんでもまず最初にやることを本の上でやろうとしています。

けっこう重要な話だと思うのですが、ページ数も少なく、ざっくりしているので、これだけで読んで自分で何かできるかと言われると自信ないです(^_^;

顔まわりの話もページ数がすくなく、「頭のシルエットを卵形か菱形になるように意識しろ」「眉は整えろ」みたいにポイントは語られますが、具体的にどんな風にしたら、をもっと欲しいと感じました。

ハウツーの部分、書いてあることは正しいんだと思いますが、ビジュアルでの具体的な説明がもうちょっと欲しいかなと思うところがいくつも。なんというか、実際のアクションまで起こすには遠いかな。

参考文献に落合正勝さんの本があげられています。知識を求めるなら、落合さんの本を読んだ方がいいと思います(この本の話はまた別の機会に)。

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