こんなプレスリリース見つけました
【日本初】ルミネ、渋谷109、小悪魔ageha系ブランドの服が、月々9,980円でレンタルし放題!返却期限なしでスタイリストが何度でもコーディネートしてくれる『R cawaii』が事前受付を開始!
服のレンタルの可能性って大きいと思っているんです。着てみて、気に入らなかったら返すし、気に入れば借り続けるか、買う、というのはそれなりに合理的な話だと思うのです。で、ここ数年いろんな業者が参入してきてます。
一方で、メーカーサイドから見ると、自社ブランドの服が袖を通される機会は増える(認知・興味の幅が広がる)ものの、ひとつの服が複数人に共有されるのと同じことになるし、その季節が終わったら捨てざるを得ないわけなので、シェア(地域的なものも含め)が広がらなければ売上は落ちる、という微妙なサービスなのかなと。
利用者側として、とりあえず何か届く、というのはラクと言えばラクですが、問題になるのはやはりサイズ感と「似合うかどうか」。オーダーではない市販品なので、採寸してどうなるものでもなく、「試着する」→「確認する」→「別のを試す」の繰りかえしでしか、いいものって手に入らないんですよね。
で、しかもですよ。
買い物に行く時間がない人や、オシャレな服を着たい人など、日本全国で誰でもいつでもご利用できます。月々9,980円で何度でも服をレンタルできて返却期限もなく、パーソナルスタイリストが全身コーディネートをしてくれる新しい形のファッションレンタルサービスです。
「全身コーディネートしてくれる」ってどういうこと?スカイプとかでチェックしてくれるの?とかと思ってサービスの流れを見ると、
【受け取る】お客様のサイズや好みを元に、全身コーディネートされた服が届きます。
【感想を伝える】スタイリストへ感想や希望を伝えます。よりお客様に合った服が送られてきます。
いや、それスタイリストじゃなくてショップ店員さんじゃないですか。
「好みに合う」服を探してくれるのは店員さんで、「好み」を超えてその人に「似合う」服を提案するのがパーソナルスタイリストだと考えているんですけど、いかがです? ヘタすると自分の好みさえわからない、ってみんな悩んでるくらいなのに。
こういうところに「パーソナルスタイリスト」って言葉を出さないで欲しいですよね。
だとすれば、このサービスでいきなりピッタリの服が見つかることなんてなくて、何度か繰り返しながら「あ、これアリ!」ってものを「自分で」判断しなければならないわけですよね。
ハッキリと
- これは服を自分で選べる人のためのサービスです
- 一定額は無駄遣いになる(合わない服が届く)ことを覚悟して、トータルのメリットで利用してください
ってなんで言えないの?