ビジネスのスタイリングに関しては、予算に余裕があれば、オーダーメイドの活用というのも視野に入ってきます。もちろん、布や仕上げを選べば、カジュアル仕様のジャケットやシャツも作ることが出来ます。なんたってオーダーメイドですから。
とくに管理人は体型的に既製服で合うサイズが少ないので、いろいろ探すより、作っちゃった方が早い、ということもあります。
パーソナルスタイリストがリサーチしたアイテムの中から「選ぶ」のに対し、テーラーはゼロから「作る」。テーラーはどうしても作る時間が必要ですが、パーソナルスタイリストは選ぶだけなので早い・・・と思いがちですが、お直しをすることを考えると、スタイリストに選んでもらったスーツも、実はすぐに着られるわけではありません
それよりも問題なのは、オーダーだとどうしてもアイテムの単価が高くなるのと、発注する側に一定のセンスと知識が必要になるところ。
採寸すればおしまい、ではなく、何百種類もある布の中から1つを選び、ジャケットならラペルの形をどうするか、胸ポケットの形をどうするか、本切羽にするかどうか、アームホールはどのくらいの大きさにするか、ウェストはどのくらい絞るか、ボタンの数はどうするか、ボタン穴をかがる糸の色はどうするか・・・一つ一つの質問に答えていかなければなりません。
そういうのが面倒くさいから助けて欲しいのに・・・という方は、パーソナルスタイリストさんに頼むといいでしょう。
年齢だったり、職業だったり、流行だったりを考慮した上で、いい感じの服を探してくれるはずです。ちゃんとしたスタイリストさんなら、お直しの店も知ってますし、どう発注すればどういうシルエットが実現するかもわかっています。
まずそこから、自分の好みとかサイズを学び、「やっぱりオーダーしてみたい!」と思えるようになってから、テーラーの門を叩けばいいんじゃないかと思います。
スーツ+シャツ+ネクタイに20万くらい払えるのであれば、コンサルタント志向の仕立て屋さんを頼るという方法もあります。パーソナルスタイリストと同じように、あなたという人を理解するところから始めて、最終的にはオリジナルのスーツを仕立てるところまでつきあってくれます。