一番の違いは、ショップ店員さんのアドバイスはタダ(厳密に言えば、服の代金に含まれている)が、パーソナルスタイリストには、アドバイスの代金を支払わなければいけない点です。
ショップ店員さんは(当たり前ですが)自分の店の商品しか売れません。いっぽうパーソナルスタイリストさんは、自分の情報網の中から、自分のお客さんにベストだと思われる服を選んで提案することができます。
ショップ店員さんは自分のノルマ達成のためにどうにかその服を売ろうとしますが(「お似合いですよ」しか言わない店員さんいますよね)、パーソナルスタイリストは、時間に対してすでに報酬を受け取っているので、「私はこれがベストだと思いますが、買うかどうかはあなたにお任せします」という中立的な態度を取ることができます。
特定のブランドへの愛が強くて、全身そのブランドで揃えたい、とかいう場合は、普通にそのショップに行けばいいわけで、そういう人にはパーソナルスタイリストは必要ないですね。
「全身ブランドとか恥ずかしい、けど、どんな服をどう合わせたらいいかわからない・・・」という人にはパーソナルスタイリストさんが力になってくれるでしょう。
photo from freepik.com
理想の店員さんを探せ
ちゃんと自分を理解してくれて、スタイリングの技術と経験をもっていて、第三者的なコメントをくれる店員さんがいるセレクトショップがもしあれば、最強なのになあ・・・とか思うんですが、そんな店を探すのはなかなか難しいでしょう。
世間のオシャレな人って、失敗を経験しながらもすぐれた店員さんを見つけて、その人との人間関係の蓄積みたいなことまでちゃんとやった上で、オシャレなんだろうと思います。
パーソナルスタイリストさんの買い物同行サービスを受けて、いい感じのお店を見つけたら、翌週にでもそこの服を着て、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょう。「あ、先週○○さんといらっしゃいましたよね」とか憶えてくれてたら仲良くなるチャンス。試着だけして帰るとかでもいいと思いますよ。