見せかけの「パーソナルスタイリング」に注意!

denate

こんな記事を見かけました。

洋服のコーディネートに自信がない男性に~丸井のグループ会社がスタイリストによるコーディネート&購入代行サービス

 丸井グループの丸井織物が、「バッチリ決めたいけどファッションコーディネートに自信がない」という男性向けに、プロのファッションコーディネーターが予算やTPOにあわせてコーディネートを提案し、買い物も代行して自宅に届けてくれるサービス「dinate(ディネイト)」を開始しました。

最初に言っておくと、この「丸井のグループ会社」って、○|○|のマルイじゃないですからね。「丸井織物」って会社です。

これだけでものすごく引っかかる感じですけど、さらに、会社のコメントとして紹介されているこの文章。

丸井織物によると、パーソナルスタイリストを称するサービスは多くありますが、現場経験のない自称プロや仕事のないフリースタイリストが多いのが現実とのこと。「dinate」は雑誌などで活躍するプロスタイリストがコーディネートした洋服を手に入れることができる点が特長とのこと。

ん、ちょっと待て。なんだこの無駄に強気な発言。

パーソナルスタイリストを自称する人に経験のない人がいるかもしれない、というのはわかります。けど、それと、「雑誌などで活躍するプロスタイリストがコーディネートした洋服を手に入れることができる」というのは全然別の話で、比較しちゃいけないですよね。それは「パーソナルスタイリングでは「ありません」から。ただの非効率な通販ですから。

で、その自慢のサービスが具体的にどんなものかというと・・・

依頼者はWebサイトから自分の望むスタイル(オンかオフか、デートかビジネスか、みたいな)を選択し、あとはスタイリストを選び(事例とか一切無いのに、どうやって選べと・・・)、自分のサイズを入れ(SMLとか)、予算を入れて発注します。

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同じ「L」でもブランドによってサイズは全然違いますし、おなじ26cm表記の靴でも、合う物合わない物がある、みたいな簡単なことも無視した脳天気な仕様

すると、スタイリストから提案があって(ビジュアルで来るのか文章で来るのか不明です)、最大3提案からひとつを選んで、予算額を支払います。そこから一週間くらいで、スタイリストは提案した服を購入して送ってくれるという流れ。ビジネスとしては、実際の購入価格と予算額との差額が儲けになるモデルです。

つまり、スタイリスト側には、「似合う服」ではなく「自分がお気に入りの服」を、できるだけ安く買って利益を最大化する、というインセンティブが働きます。そもそも、実際に顔を合わせるわけではないので、その人に似合うかどうかなんてわからないですよね。

マネキン買いと同じ状況になることは間違いないです。

マネキン買いとパーソナルスタイリストの違いとは
「わたしファッションに自信がないんです」「オレ何を着たらいいんですかね」という質問に対して「お店のマネキンそのまま買えばいいじゃない」っていうアドバイスする人、いますよね。 「マネキン買い最強説」ってけっこう根強くあって、通販...

で、届いたものの返品はできないと。服の通販では、返品自由とか、レンタルでの提供がかなり出ているのに、なんだこのシステム。

この手の、「パーソナルスタイリング」を銘打ったネットを通じた買い物代行システム、「こんな可愛い子が選んでくれます!」みたいなのも含めポツポツ見かけますが、あらかた失敗するだろうと見てます。・・・というか、こういうのやめて欲しい。基本、人の無知につけこむビジネスモデルなので。

このサイトを見てる方は、せめてレンタルのサービスをお使いいただくよう、できれば直接対面のスタイリストに依頼するよう、強く警鐘を鳴らしておきます。

つか、こんな記事出すなよインプレス。

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